子どもが巣立って寂しいと感じたときに考えたいこと

子どもが進学や就職、結婚などをきっかけに家を離れると、うれしい気持ちと同時に、言葉にできない寂しさを感じることがあります。

「無事に成長してくれてよかった」

「自分の道を歩き始めたことを応援したい」

そう思っているのに、子どもがいなくなった部屋を見ると、胸がいっぱいになる。

食事の支度や洗濯の量が減り、家の中が急に静かになったことで、子育てがひと区切りしたことを実感する人もいるでしょう。

子どもの巣立ちを寂しいと感じるのは、決しておかしなことではありません。

長いあいだ子どもを中心に暮らしてきたからこそ、生活が大きく変わったときに、心が追いつかなくなるのは自然なことです。

目次

子どもが巣立つと、なぜこんなに寂しいの?

子どもが巣立ったあとの寂しさには、単に「会えなくなるから」という理由だけではない、さまざまな気持ちが重なっています。

毎日の食事を考えること。

朝、子どもを送り出すこと。

帰宅時間を気にすること。

学校や友人関係の話を聞くこと。

これまで当たり前だった役割や習慣が、子どもの巣立ちをきっかけに大きく変わります。

特に、家族を優先し、自分の時間や希望を後回しにしてきた女性ほど、

「これから私は何をしたらいいのだろう」

と戸惑うことがあります。

寂しいのは、子どもがいなくなったからだけではありません。

これまで自分を支えてきた「母親としての役割」が変わり、心の置き場所が分からなくなっていることもあるのです。

寂しい気持ちを無理に消そうとしなくていい

子どもの巣立ちは喜ばしいことだから、寂しがってはいけない。

子どもに心配をかけないように、明るくしていなければならない。

そう考えて、気持ちを抑えようとする人もいるかもしれません。

けれど、無理に元気になろうとしなくても大丈夫です。

寂しいと感じるのは、それだけ子どもとの時間を大切にしてきた証しでもあります。

まずは、

「私は今、寂しいんだな」

「暮らしが変わって、まだ慣れていないんだな」

と、自分の気持ちをそのまま認めてあげてください。

泣きたいときには泣く。誰かに話したいときには、信頼できる人に聞いてもらう。

思い出の写真を眺めたり、子育て中の出来事をノートに書いたりするのもよいでしょう。

寂しさを急いで手放すのではなく、少しずつ新しい生活になじんでいくことが大切です。

子どもとの関係が終わるのではなく、形が変わっていく

子どもが家を離れると、これまでのように日々の様子が見えなくなります。

きちんと食べているだろうか。

体調を崩していないだろうか。

困ったことはないだろうか。

心配になるのは当然です。

ただ、子どもの生活をすべて把握しようとすると、親も子も苦しくなってしまうことがあります。

子どもの巣立ちは、親子の関係が終わることではありません。

毎日世話をする関係から、必要なときに支え合う関係へと変わっていく節目です。

子どもの生活を尊重しながら、困ったときには帰ってこられる場所でいる。

そのような距離が、成長した子どもとの新しい関係をつくってくれるのかもしれません。

「母親ではない自分」に目を向けてみる

子育て中は、いつも家族の予定が優先されます。

自分が行きたい場所より、子どもの予定。

自分が食べたいものより、家族が喜ぶ食事。

自分の体調や気持ちより、家族に必要なこと。

そのような生活を長く続けていると、

「私は何が好きだったのだろう」

「本当は何をしてみたいのだろう」

と聞かれても、すぐには答えられないことがあります。

子どもが巣立った直後から、新しい目標を見つける必要はありません。

まずは、小さなことから自分に尋ねてみてください。

  • 今、食べたいものは何だろう
  • 一人の時間をどのように過ごしたいだろう
  • 行ってみたかった場所はどこだろう
  • 子育て中に諦めたことはなかっただろうか
  • 昔、好きだったことは何だろう
  • これから知ってみたいことは何だろう

すぐに答えが出なくても大丈夫です。

自分の気持ちを確かめる時間そのものが、「自分を後回しにしない暮らし」へ向かう最初の一歩になります。

空いた時間をすぐに埋めなくてもいい

家の中が静かになると、その静けさがつらくて、予定をたくさん入れたくなることがあります。

仕事を増やす。

友人との約束を入れる。

家の片づけを始める。

新しい趣味を探す。

行動することで気持ちが軽くなるなら、それもよい方法です。

ただ、寂しさを感じないように無理に忙しくしている場合は、少し立ち止まってみてもよいかもしれません。

子どもが巣立ったあとの時間は、何かで急いで埋めなければならない空白ではありません。

これまで頑張ってきた自分を休ませ、これからの暮らしをゆっくり考えるための「余白」でもあります。

子育て後の時間に、学び直しを取り入れてみる

これからの生活をまだ思い描けないときは、興味のあることを少し調べるところから始めてみましょう。

旅行、料理、ガーデニング、心理学、コミュニケーション、パソコン、AIなど、学べるテーマはたくさんあります。

学び直しというと、資格や転職のために本格的な勉強をするイメージがあるかもしれません。

しかし、必ずしも仕事につなげる必要はありません。

知らなかったことを知る。

できなかったことが、少しできるようになる。

家族以外のことに関心を向けてみる。

そうした小さな変化が、子どもの巣立ちで止まっていた時間を、少しずつ動かしてくれることがあります。

ここからは、自宅で始めやすい2つの学びを紹介します。

家族との関係や伝え方を見直したい人に子育て後の時間に、新しい学びを取り入れてみる

子どもが巣立ったあとの時間を、少しずつ自分のために使ってみるのも一つの方法です。

「何か始めなければ」と焦る必要はありません。まずは、今の自分が興味を持てることを探してみましょう。

家族との伝え方を見直したい人へ

子どもが巣立つと、親子や夫婦の関係も少しずつ変わります。

「心配しているだけなのに、うまく伝わらない」

そんなすれ違いを減らしたい人には、相手に伝わりやすい言葉の選び方を学べる「伝え方コミュニケーション検定」があります。

自宅で学べるので、久しぶりの学び直しにも取り入れやすい講座です。

伝え方コミュニケーション検定の詳細を見る

新しい趣味や資格を見つけたい人へ

「何か始めたいけれど、やりたいことが分からない」という人には、「諒設計アーキテクトラーニング」も選択肢の一つです。

心理、食、健康、美容、手芸、植物など、さまざまな分野の通信講座があり、自宅で自分のペースに合わせて学べます。

まずは講座一覧を眺めながら、興味を持てるものを探してみてはいかがでしょうか。

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※講座内容や受講料などは変更される場合があります。申し込み前に公式ページで最新情報をご確認ください。

寂しさが長く続くときは一人で抱え込まないで

子どもが巣立ったあとの寂しさは、時間とともに少しずつ和らいでいくことがあります。

ただし、強い落ち込みが長く続く、眠れない、食欲がない、何をしても楽しめないなど、日常生活に影響が出ている場合は、一人で我慢する必要はありません。

家族や信頼できる人に話すほか、医療機関や地域の相談窓口など、専門家を頼ることも大切です。

資格講座や趣味の勉強は、医療や心理的な支援の代わりになるものではありません。

つらいときは、無理に新しいことを始めようとせず、まずは自分の心と体を休ませてください。

これからは、自分のために時間を使ってもいい

子どもが巣立って寂しいのは、それだけ一緒に過ごした時間が大切だったからです。

その寂しさを、すぐに前向きな気持ちへ変えなくてもかまいません。

ゆっくり寂しさを受け止めながら、これからは少しずつ、自分の気持ちにも目を向けてみてください。

子育てがひと区切りしたからといって、人生の大切な役割がなくなるわけではありません。

母親として積み重ねてきた経験を持ちながら、これからは「自分自身として、どう生きたいか」を選び直していけます。

家族との関係を見直すために、コミュニケーションを学んでみる。

以前から興味があったことを、資格という形で学んでみる。

そのような小さな選択が、これからの生活に新しい楽しみを運んでくれるかもしれません。

子どもの巣立ちは、何かが終わるだけの出来事ではありません。

これまで家族に向けてきた時間の一部を、自分のためにも使い始める節目なのです。

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